エコーチェンバーとは

読み:えこーちぇんばー

意味

「エコーチェンバー」は、似た意見・趣味嗜好を持つ人が集まる空間で、同じ言説が繰り返し反響し合い、結果として外部の視点や反対意見が排除されていく現象を指します。『エコー=こだま』『チェンバー=部屋』を組み合わせた比喩で、自分の意見が壁に跳ね返って増幅され、客観的な真実のように感じられる状態を表します。ライブ配信では、コアファンが集まるチャット欄、配信者公認のDiscordコミュニティ、ファンアカウント同士の引用などで発生しやすく、新規リスナーが入りにくくなる『内輪化』の温床になります。

由来

音響用語の『エコーチェンバー(残響室)』から転用。社会学・コミュニケーション論で使われる比喩。

登場時期:2010年代

歴史

元々は録音スタジオの残響室を指す音響用語だったが、2000年代以降のSNSの普及とともに、政治学・社会学の分野で『情報の偏り』を表す比喩として広まった。2016年の米大統領選やBrexitを契機に、メディア論・配信業界でも頻繁に語られるようになった。配信現場では『推しを否定する意見=アンチ』という単純な図式が固定化し、建設的な指摘までもが排除されやすい状態を指す言葉として定着している。

豆知識

エコーチェンバーは『熱量の高いコミュニティ』ほど発生しやすい。新規リスナーの初見コメントに古参が冷たく反応する空気が積み重なると、サイレント離脱が増えてコミュニティの寿命を縮める。配信者本人が『初見コメントに必ず本人が反応する』というルールを敷くだけで、内輪化はかなり防げる。

使用例

  • うちのDiscordがエコーチェンバー化していて、新規が定着しない
  • 建設的な指摘までアンチ扱いされる空気は、エコーチェンバーのサイン

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